自民党保守失格〜裏切り遺伝子YAP〜No.11

 

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不動産需要が高まる時期に合わせて、特殊法人国鉄、電信電話公社など)を民営化し新規公開株の価格を釣り上げ金融テロ(バブル景気)を開始した。

 

BIS規制と呼ばれる銀行の融資の健全化する措置の内容は、日本経済を破壊するための日銀の謀略である。

 

融資総量に対する自己資本比率8%を取り決めた。

 

融資総量に対し自己資本+自己資本に準ずるもの(有価証券の含み益、貸倒引当金など)を8%以上に保つ措置である。

 

元来、日本の銀行は自己資本比率が低く8%をクリアするには自己資本に準ずるものを設定しないと無理であった。

 

そこでテロの道具に自己資本に準ずるものとして銀行が資産運用で証券投資に用いる有価証券の含み益(証券高騰で生じる購入時価格との差額利益)と融資のある一定率で発生する回収不能に対する引当金などを自己資本に準ずるものとした。

 

BIS規制を取り決めたのは1988年7月とテロ計画を実行した2年も後である。

 

日銀のBIS規制の資料参照
バーゼル合意、バーゼルI、II、IIIとは何ですか? いわゆるBIS規制とは何ですか? : 日本銀行 Bank of Japan

 

テロ計画開始から2年で特殊法人の民営化に伴う新規公開株は天井知らずに価格を上げ証券取引所自体の時価総額も天井知らずに上がる。

 

銀行が資産運用に投資した有価証券も天井知らずに価格を上げる。

 

自己資本に準ずるもの(有価証券の含み益)が証券バブルで膨張し8%から9%に上がれば融資枠も自己資本比率増加分が増加する。

8の逆数 1/8%=12.5倍

 

詰まり融資総量に対しての自己資本比率8%であるから自己資本比率1%増加で12.5倍の融資枠が増加する訳である。

 

金融テロリストは、日本の経済を破壊するためにバブル景気を企画し、投資家を二階に上げて株式投資に熱狂させてから二階に上げた梯子を取り去った訳である。

 

投資家達は二階に上げられ梯子を取り去られ退出不能になった。

次回に続く

 


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